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2024.03.22
マニュアル動画

外国人労働者育成にかける時間と労力を大幅削減!翻訳付きマニュアル動画のご紹介

日本は少子高齢化による労働人口の減少に伴い、多くの企業が従業員の採用・雇用に苦戦しています。そうした中、多くの企業で進められているのが「外国人労働者の採用」です。

しかし、現場での教育には多くの課題が見受けられます。

外国人労働者の受け入れは、日本人対象では採用することが難しい地方や職種で従業員を確保できたり、外国人観光客への対応ができたりするメリットがある一方、言葉の壁が原因となり思うように教育が進まなかったり、多忙ゆえに十分な教育指導が行われなかったりしているのです。

今回は、採用した外国人労働者を教育する上でなぜ時間がかかるのか、その原因を分解していき、これから店頭やバックヤード作業を担っていく外国人スタッフの教育を効率よく行う「動画マニュアル」のポイントをご紹介します。

 

 

1.外国人労働者数の現状

日本における、採用の売り手市場という言葉は、今となっては良く聞く言葉となりましたが、厚生労働省が発表している有効求人倍率からの数字を読み取ると、2014年からずっと売り手市場となっております。人口減少と高齢化が日本における人手不足の最大の要因です。

一方で、国内で働く外国人の数は右肩上がりで増えています。こちらも厚生労働省の統計によれば、2023年10月末時点での外国人労働者数は約205万人で、前年と比べて22万6000人増加し、2013年以降、過去最高記録を更新し続けています。外国人労働者の受け入れを拡大していることを反映しています。

外国人労働者の国籍別では、中国、ベトナム、フィリピン、ブラジルなどが多くを占めています。

また、業種別に見ると製造業、建設業、農林水産業、宿泊・飲食業などで外国人労働者の需要が高い傾向にあります。

政府は外国人労働者の受け入れを推進するための取り組みを進めており、2020年には特定技能ビザ制度が導入され、2024年には新しく育成就労制度が始まることが決まりました。

これにより、さまざまな業種で外国人労働者の需要がこれからも拡大すると予想されています。

 

 

2.翻訳付き作業マニュアル動画のメリット

言語の違いによるコミュニケーションのミスを防ぐ

外国人技能実習生にとって、日本語は第二言語であり、職場でのコミュニケーションには不慣れな場合があります。
しかし、翻訳付き作業マニュアル動画を活用することで、言葉の壁を乗り越えることができます。
動画内で使用されるテキストや音声が適切に翻訳されているため、実習生は作業手順や安全に関する重要な情報を正確に理解することができます。

 

写真や図解を交えた動画で直感的に理解しやすい

言葉だけで作業手順を説明するのは、外国人技能実習生にとって困難な場合があります。
しかし、翻訳付き作業マニュアル動画は、文字情報だけでなく、視覚的な要素も含まれています。
写真や図解を使った視覚的な表現は、直感的に理解しやすく、作業手順の把握や理解力を助けます。
実習生はビジュアルな手順を見ながら実際の作業を行うため、より効率的かつ正確な作業が可能となります。

 

反復学習の機会を提供し自己学習を促進

翻訳付き作業マニュアル動画は、実習生が必要な情報を反復して学習する機会を提供します。
動画は何度も繰り返し再生可能であるため、実習生は自分のペースで学習することができます。
また、動画内にはポーズや巻き戻し機能もあり、自分の理解度に合わせて作業手順を確認することができます。
これにより、実習生は自己学習を促進し、作業に対する自信をつけることができます。

 

 

3.受け入れ先業種への適用例

農家

農業は外国人技能実習生の受け入れ先の一つであり、作業マニュアル動画は特に重要です。

例えば、作物の種まきや収穫方法、農薬の使用方法など、農業作業に関する手順や注意事項を写真や映像で分かりやすく伝えることができます。

 

工場

生産工場では、製品の製造や組み立て作業などに関する翻訳付き作業マニュアル動画が役立ちます。

具体的な手順や工具の使い方、品質管理などを視覚的に示すことで、実習生が確実に作業を行えるようになります。

 

漁業

漁業では、網の張り方や魚の処理方法など、特定の技術や技能が必要です。

翻訳付き作業マニュアル動画を活用することで、外国人実習生に正確な手順や漁業の安全対策を伝えることができます。

 

建設

建設業では、建物の設置や設備の取り付けなど、複雑な作業が多いです。

翻訳付き作業マニュアル動画を活用することで、安全な作業手順や建設技術の理解を支援できます。

 

食品製造

食品製造業では、衛生管理や製造工程に関する翻訳付き作業マニュアル動画が役立ちます。

食品の品質管理や衛生基準に関する指示を視覚的に伝えることで、外国人実習生が衛生的な環境で作業を行えるようサポートします。

 

 

4.作成方法

コンテンツの作成

まず最初に、作業マニュアルの内容を日本語で作成します。その後、翻訳ソフトや翻訳専門のプロフェッショナルなどを活用して、作業マニュアルを対象言語に翻訳します。翻訳後のテキストを元に、ビジュアル要素を加えることでわかりやすさを向上させます。

 

ビデオ制作

マニュアルの内容をビデオ化するために、プロのビデオ制作会社やコンテンツ作成者を利用することができます。または、自社内でビデオ制作のツールやソフトウェアを使用して作成することもできます。この際には、言語の壁を乗り越えるために視覚的な要素やアニメーションを活用することが有効です。

 

 

5.配布手段

オンラインプラットフォーム

翻訳付き作業マニュアル動画をオンラインプラットフォームにアップロードし、実習生がアクセスできるようにすることができます。ビデオストリーミングサービスや教育プラットフォームなどを利用することが一般的です。

 

DVDやUSBメモリ

インターネットにアクセスできない環境でも利用できるように、翻訳付き作業マニュアル動画をDVDやUSBメモリといった物理メディアで配布することも可能です。

 

3. インターナショナルメッセージングアプリ

外国人技能実習生とのコミュニケーション手段としてよく使用されるインターナショナルメッセージングアプリでも、翻訳付き作業マニュアル動画を共有することができます。テキストメッセージやビデオ通話を通じて、実習生に必要な情報を提供することができます。

 

 

6.成果

コミュニケーションの改善

翻訳付き作業マニュアル動画の活用により、外国人技能実習生と現地のスタッフとの間のコミュニケーションが円滑になります。

動画が提供するビジュアル要素と翻訳テキストによって、作業手順や安全上の注意事項が明確に伝えられ、作業の効率性や品質が向上します。

 

トレーニングの容易化

翻訳付き作業マニュアル動画は、新しい技能を習得する際のトレーニングに役立ちます。

言語の壁を乗り越えて、正確かつ迅速に作業手順を理解できるため、実習生の教育期間が短縮され、生産性が高まります。

 

 

7.今後の展望

業種の拡大

翻訳付き作業マニュアル動画の活用は、農業や製造業に限定されるものではありません。

さまざまな業種での受け入れ先としての活用が期待されています。

建築、介護、飲食業など、さまざまな分野で動画の効果的な活用が進められると予想されます。

 

技術の進化

翻訳付き作業マニュアル動画の作成技術の進化も期待されます。

AI技術の発展により、より精度の高い翻訳やリアルタイム字幕化が可能になるかもしれません。

また、AR(拡張現実)やVR(仮想現実)技術を利用して、作業手順を実際の環境で体験することも可能になるかもしれません。

 

 

8.まとめ

今回の記事内でも書かせていただいたように、日本の超高齢化社会において、外国人技能実習生の受け入れは必要不可欠です。

今後日本社会での外国人雇用において、未来は今とは全然違う形をしている事でしょう。

そうなれば、いかに早くから外国人雇用を受け入れ始めるのか。教育・育成については、競合他社と戦っていくためには力を入れなければいけないポイントとなります。

翻訳付き作業マニュアル動画は、コミュニケーションの壁を取り払い、効率的な作業環境を実現するために必要になります。

教育、育成のためのマニュアルの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

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