こんにちは。京都オフィスの野間です。
朝夕の寒暖差が大きくなって、一気に秋めいてきましたね。
私は京都の暑い夏をどうにか乗り越え、夏バテからもやっと回復しつつあります。秋冬は美味しい食べ物や楽しいイベントが多いので大好きな季節♪
ということで、今回は私がこの秋から始めた新しい趣味について紹介します。みなさんは、「金継ぎ」というのを聞いたことがありますか?金継ぎは、陶磁器の割れや欠け、ヒビなどを漆を使って接着し、金などの金属粉で装飾する修復の方法です。最近はテレビやSNSでも見かけることがありますね。
お気に入りの食器が欠けたり割れたりしたときも、金継ぎをすれば修復して使えるというのを知って、ずっと興味を持っていました。
ただ、職人さんに修復をお願いすると、ひとつでもかなりお金がかかってしまいます。職人さんにお願いするほど高価なものではないけど、お気に入りの食器は欠け・割れがあっても長く使いたい!と教室や東急ハンズを探しまくって見つけたのが、「金継ぎラウンジ」さんが販売しているこちらの金継ぎセットです。扱いが難しい漆ではなく、樹脂を使って継ぐので、クラフト感覚でできてしまう、そんなお手軽なセットを見つけたのです!
中身はこんな感じです。漆ではなく樹脂、金粉ではなく真鍮(しんちゅう)粉なので価格もお手頃でした。
誕生日に友人からもらった作家ものの器で、端っこが欠けてしまってるものがあったので、このセットを使って、直してみることにしました!
それがこちらです。縁の右側が見事に欠けています。
まず、エポキシパテという粘土のようなものを練って、欠けの部分を埋めていきます。
埋めました!パテは10分ほどで完全に固まるので、カッターやサンドペーパーで余分なパテを削り、器本体となじむようになめらかに整えていきます。
パテはカチッカチで、カッターで地道にカリカリ削っていくのに結構時間がかかります。削って、手触りを確認して、削って、、を繰り返すので1時間弱かかったんですが、私はクラフトのこういう作業、無心になれるので好きなんです…
いよいよ仕上げです!絵皿に真鍮(しんちゅう)粉という金色の粉を出し、テレピン油と合成樹脂をまぜて、パテの部分に塗っていきます。
付属の細い筆を使って、まずは欠け部分の輪郭をなぞって、その後輪郭の内側を塗っていきます。気が付いたら息を止めて作業していました。
塗り終わったら、1日乾かして、完成です。
どうでしょうか。あくまでクラフトですが、初めてにしてはなかなかの出来じゃないでしょうか?今回、このほかにも包丁をぶつけて欠けてしまったイッタラのお皿も直してみました。
金色がアクセントになり、お気に入りの食器がパワーアップしてよみがえったみたいで、とてもテンションがあがりました!!私はそそっかしくて家に欠けている食器が沢山あるので、少しずつセルフ修復していく予定です。
京都には本格的な金継ぎの教室もあるらしいので、この趣味が続いたら行ってみたいと思います。
金継ぎ修行の様子は、また機会があればこちらで紹介しますね!
では、またまた~