こんにちは。京都オフィスの野間です。
実は私、春から幕末にハマっています。
刀剣乱舞や薄桜鬼などのゲームで知っている方も多いかもしれませんが
私は子どもの頃に読んだ「るろうに剣心」をきっかけに
新選組や幕末の歴史にハマっていました。
当時は雑誌や漫画をあつめて読んだりしていたのですが,
大人になってすっかり忘れていたんです。
しかし!シェルパに転職して2年目の春、同じチームのたまさんがブーム再燃の火をつけてくれたんです!
何かの話でお互いに「幕末歴史好き!」ということ分かり、
10~20代のときに新選組をテーマにした漫画「風光る」を読んでいたことが判明!
そして経理の束田さん、プランナーのまゆ蔵さんが
幕末や新選組好きということが続々と分かり、意気投合!
4名で新選組同好会を立ち上げ、ツアーを敢行することにしました!
ツアーまでに、私は「風光る」を実家から取り寄せ、
他にも司馬遼太郎、池波正太郎、子母澤寛などの歴史小説を読みふけり十分ウォームアップし、当日に臨みました!
1.壬生寺
4月某日、新選組ゆかりのお寺、壬生寺(みぶでら)に集合!
壬生寺は、1,000年以上の歴史をもつ律宗のお寺で、
近くの屯所を置いていた新選組が、訓練場として使ったことでも有名です。
新選組ゆかりの地としてファンにとっては聖地巡礼に必ず入る場所といっていいでしょう…
ここを集合場所に選ぶたまさんのセンス、素晴らしいです!
新選組隊士になった気分で(?)壬生寺境内に集合し
遅れるメンバーを待つこと30分…笑
待ちくたびれたたまさんと野間は、近くの「だんだら珈琲店」なるコーヒースタンドを発見!
新選組の隊服にあやかったブルー&ホワイトのスイーツで早速小腹を満たしました。
まゆ蔵さん、束田さんが集合したところで気を取り直して壬生寺の境内へ。
ここには、新選組の局長(リーダー)だった近藤勇の胸像と遺髪塔の他、
6年間あまりの活動期間で亡くなった隊士の方の合祀墓があります。
亡くなったといっても、内部抗争とか、暗殺とか、池田屋事件で負傷とか、隊規違反とか、
理由は様々で、そこにドラマがあるんですが、ここでは割愛します!
また、この日は壬生寺の春季特別公開期間の初日だったので
なんと刀剣「和泉守兼定(いずみのかみかねさだ)」が展示されていました!
刀剣ファンの方、幕末ファンの方ならわかりますよね….?
そう、あの土方歳三が使っていた刀剣と同じです。
刀剣のサイズ?的に、土方歳三が使っていた兼定そのものではなさそうでしたが、
さすがゆかりの地です。展示物もすべて興味深かったです。
2.八木邸
室町時代後期から壬生の地に続いているお家で、江戸時代は郷士として壬生寺の運営にも携わっていたそうです。
現在のご当主はなんと15代目とのこと!
邸宅は今も残っており、拝観できるんです!!
そんな八木邸は、村の名士だったこともあり
新選組が江戸から上洛した際に屯所の役割を果たしました。
厳密には、この時点ではまだ「新選組」という名前はなく、
将軍警護のために江戸からやってきたただの浪士グループ…だったのですが、
色々あって近藤勇、土方歳三、沖田総司などが、このグループから離脱し
後に新選組となるのです…という詳細は割愛します!
ということで、八木邸は、新選組の初期メンバーが寝食をともにした場所として
ファンには激アツな場所です。
内部抗争の現場となった和室も残っており、鴨居には刀傷も残っています。
ガイドさんが丁寧に説明してくださり、みんな大満足!
また、八木さんは現在「京都鶴屋」という和菓子屋さんをされており、
拝観すると、お抹茶&和菓子をいただけました。
壬生菜が入っているお饅頭、おいしかったです!
3.前川邸
次に八木邸にほど近い場所にある前川邸へ。
新選組の屯所として使われたゆかりの地です。
個人の所有となっているため内部は非公開ですが、
玄関付近にグッズを販売しているエリアがあり、
束田さんは新選組メンバーの家紋入りTシャツを購入!笑
私もついつい「誠」の字が入ったチケットファイルを買ってしまいました。
ここでは、新選組の初期メンバー山南敬助、野口健司の切腹がおこなわれた他、
古高俊太郎という人物の拷問が行われた蔵がのこっています。
池田屋事件は、みなさんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
本当にいろいろ省略しちゃってますが、そのきっかけとなった有名な拷問の現場が残っているんです!
色々と血なまぐさい出来事があった場所ですが
新選組が京の町に知られるきっかけとなった歴史的瞬間に立ち会った御屋敷ということで、各々思いを馳せて参りました。
中は見れなくて残念でしたが、近々特別公開があるようなんです!
この様子はまたレポートしますね!!
4.光縁寺
新選組ゆかりの隊士が多く埋葬されているお墓です。
ここの和尚さんがとても親切で、ガイドしてくださいました。
前川邸で切腹した山南敬助のお墓もこちらにあり、しっかりお参りしてきました。
壬生エリアは、まゆ蔵さんが学生時代に下宿していたエリアということもあり
色々と解説してもらいながら歩き回ってとても楽しかったです!
5.佐久間象山遭難の碑
そして、最後、二条木屋町にある佐久間象山遭難の地へ。
大河ドラマ「新選組!」を見ていた方は、石坂浩二さんが演じるクセ強めの象山先生を覚えているのでは…?
象山は信濃(長野県)松代藩士で、洋学・砲術を学び、勝海舟、坂本龍馬、吉田松陰など多くの俊才を教育した知識人です。
この時は幕府の命令で上洛していたところ、襲撃されてしまいました。
実際は分かりませんが、大河ドラマ「新選組!」では近藤勇と佐久間象山は交流があったことになっているので笑、
私たちにとっては新選組にとってもゆかりの地です。
実はこの日、まだまだ聖地巡礼の行程が残っていたのですが
ひとつひとつの聖地をじっくり見すぎてタイムオーバーしてしまい、残りは次回に…となりました。
ということで「幕末ツアーvol.2」は開催決定です!
この様子はまたブログで報告しますね!!