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非認知能力ってなんだろう?


こんにちは!京都オフィスのたまです。

あと一か月ほどで2024年も終わってしまいますね。
少し早いですが、皆さん、今年はどんな年でしたか?

 

私は今年はがっつり本厄だからか、1月にいきなりインフルエンザに罹患したことを皮切りに、
謎のじんましんが出たり風邪が長引いたりして、とにかく体調を崩しやすい上半期でした。
反対に下半期は、今年の年明けに神社で厄払いをした効果が表れ始めたのか(?)体調も整い、
仕事と子育てと毎日バタバタと忙しいながらも充実した日々を送っています。

 

余談はさておき、
この間、毎日新聞に興味深い記事が載っていました。

 

「世界の教育現場で重視「非認知能力」とは 小学生の親の認知度は6割」

学習の土台を作り、人生を生き抜く力を育てるとされ、世界の教育現場で重視されるようになった「非認知能力」。一般には聞き慣れない言葉だが、民間調査で小学生の子供を持つ親らに尋ねたところ、認知度は約6割あった。日本では、家庭の経済状況が子供の学力に影響するとの意見も根強いが、非認知能力への期待も高まっているようだ。

計算力や語学力など学力テストで数値化できる知的能力が「認知能力」。これに対し、目標を成し遂げようとする意欲や、自分の感情を制御する力、コミュニケーション力といった社会性に関わる能力が「非認知能力」と呼ばれる。
広く知られる契機となったのは、2000年のノーベル経済学賞を受賞した米国のジェームズ・ヘックマン氏の研究結果だ。幼児期に非認知能力を高める教育をしたグループとそうではないグループを追跡調査したところ、非認知能力が高いグループでは知能指数(IQ)や収入が高く、犯罪率も低いなど安定した社会生活を送れていることが示された。
引用元:毎日新聞

 

「非認知能力」
恥ずかしながら私はこの言葉を初めて目にしました。
小学生の子供を持つ親への民間調査結果では、6割が知っていたということでしたが、
皆さんはご存じでしたか?

いわゆる数値化できる認知能力よりも、もはや、生きるうえでとっても重要になる能力じゃないですか!
さらに詳しく説明しているサイトがあったので、こちらもご紹介します。

 

「非認知能力」とは?ー特別な能力ではありません。

チームで目標を達成するためには、自分の考えを発信するだけでなく、相手の事情に配慮し、自分とは異なる意見や提案を柔軟に受け入れたり、それらをじっくりと考え、時には客観的な立場からメリットやデメリットを予測することなども求められるでしょう。これは学校でも職場でも同じです。さらにトラブルが起きれば、何が原因なのかを考え、解決する過程で様々な工夫をする。挫折しそうになってもあきらめずにやり抜く。一方で、状況によっては、潔くあきらめて行動を切り替えることも重要です。たとえうまくいかなかったとしても、同じ失敗を繰り返さないためにはどうすればよいかを考え、失敗を糧にして前進することができれば、人は大きく成長します。

引用元:一般財団法人日本生涯学習総合研究所

 

思い返してみると、学生時代は、たくさん勉強して良い点数を取っていくことが最重要であった気がしますが、
非認知能力の向上には、例えばその点数を取るためには毎日どれくらい勉強したらよいか、どういう方法で勉強したらよいか、
その目的を達成するための「工夫」「知恵を絞ること」「一歩下がって全体を見渡すこと」等といった、
「過程」を大事にすることなのだと分かります。
私は学生時代は、特に割と慣習や伝統に重きを置いて、
すでに他人が敷いてくれたレールに沿って生きてきた方なので(もちろんそれがすべて悪いわけではないと思いますが)、
特に今シェルパに入社してはや数年、良い意味で、この自分の中での常識がどんどん覆されていっている毎日で、
非認知能力が向上されていってるような気がします。

 

例えば、一般的な会社では、上司から指示が降りて来てそれをそのまま受動的に作業していくことの方が多いかと思います。
もちろん、組織で動いていくためにはその指示系統は非常に大切ですが、その状態が行き過ぎてしまうと、
いわゆる、あの人には逆らえない・あの人の意見は絶対・常に同じ状態でいることが一番良い…という、
保守的な考え方が蔓延することになります。

 

それって、働くうえで全然楽しくないと思いませんか?

 

シェルパのリクルートサイトでは、「一人一人が主役」と銘打っていますが、
まさしくひとつひとつの仕事をする時に、とことん考え抜いて、
その上で出せた意見や主張を前向きに発して、動いていける会社だと思っています。
私は総務チームに所属していて、割と型式がある仕事が中心ではあるものの、
この部分はこう変えたらもっと効率的になるかも…とか、
この作業をすることで他チームの効率が上がって、もっと営業に専念してくれるかも…とか、
今まで教えられたがままにこの作業をしてるけど、なぜこれをするのか、どこにつながる仕事なのか、
全社員に何かを共有する際に、こういう伝え方をしたらすぐ分かってくれるかも…とか、
「考えること」を求められる場面は出し始めたらきりがありません。
また、常に考えることに慣れていくと、例えば他人と意見が違ったとしても、
なぜその人はそういう意見なのか、じゃあそれを受けて自分の意見はどう変わるか等、
自分の感情とは少し切り離して、他人の意見を自然と受け入れて、動いていけるようになると思います。

 

なんだか話が飛躍してしまいましたが、
物事を柔軟に捉えられるようになると、精神的にも安定するのではないかと思います。
冒頭の引用にもあるように、非認知能力が向上することで、
精神的に安定し、やる気も上がり、結果として認知能力自体も向上するのですね。

 

とはいえ、人間なので、むしゃくしゃしたり、イライラしたり、体調が優れなかったり、
理想のようにはなかなかいかないことの方が多いかと思います。
それでも、休憩しながら、今後もこの非認知能力の向上を意識して毎日過ごしていけたら良いですよね。
とりとめのないブログになってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

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