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WordPressサイトの安全運用に欠かせないPHPバージョンとは?

こんにちは!
WEBチームのKMです。

弊社では、WebサイトのCMS(※)としてWordPressを使用して制作するケースも多くあります。
WordPressは柔軟性が高く、世界中の多くの企業サイトやメディアサイトで利用されているCMSです。
(※)HTMLやCSSなどの専門知識がなくても、Webサイトの制作・編集・管理が簡単にできるシステムのこと

WordPressサイトでは、セキュリティ対策や不具合修正、機能改善のために定期的なアップデートが行われます。サイト運用では、WordPress本体やプラグインの更新には意識が向きやすい一方で、サーバー環境で動作するPHPのバージョン確認まで十分に行われていないケースも少なくありません。

PHPはWordPressを動かす基盤となるプログラムであり、サイトのセキュリティ、表示速度、安定性に大きく影響します。しかし、通常はWordPressの管理画面から直接確認する機会が少ないため、運用の中で見落とされがちなポイントでもあります。

 

WordPressとPHPの関係性

WordPressは「PHP」というプログラミング言語で作られており、サイトを公開するサーバー上でWordPressを動かすにはPHPが必要です。
簡単に言うと、次のような関係です。

WordPress:サイトを構築するソフトウェア
PHP:WordPressを動かすためのエンジン
サーバー:PHPとWordPressを動かす環境

PHPはソフトウェアの一種であるため、定期的に新しいバージョンが公開されています。
そのため、WordPressを安定して安全に運用するためには、WordPress本体だけでなくPHPも適切なバージョンを利用することが重要であり、どちらかが古いままだと正常に動作しない可能性があります。
 

PHPのバージョンアップが重要な理由

PHPは定期的に新しいバージョンが公開され、機能改善・セキュリティ修正・処理性能の向上が行われています。
古いバージョンは一定期間が経過するとサポートが終了し、セキュリティ修正などは提供されなくなります。

現在の最新メジャーバージョンは2025年11月にリリースされた「PHP 8.5」で、公式によるセキュリティサポートの対象となっています。サポートが終了したPHPバージョンでは脆弱性が発見されても修正が提供されないため、サイトのセキュリティリスクが高まります。

なお、WordPressの公式でも、より新しいPHPバージョンの利用が推奨されており、WordPressやプラグインは新しいPHP環境を前提に開発されることが増えるため、PHPが古いままだと最新のWordPress環境を維持できなくなる可能性があります。

WordPressは世界中で利用されているCMSであり、非常に多くのWebサイトで使用されています。そのため、攻撃者もWordPressを対象とした攻撃ツールやプログラムを用意しており、攻撃対象になりやすい傾向があります。
 

WordPress管理画面でPHPバージョンを確認する手順

WordPress管理画面にログインし、

1.左メニューの「ツール」をクリック
2.「サイトヘルス」を選択
3.上部タブの 「情報」をクリック
4.「サーバー」の項目を開く
5.「PHPバージョン」を確認

ここに表示されている数値が、現在サーバーで使用されているPHPのバージョンです。
また、PHPのバージョンが古い場合は、WordPress管理画面に次のような警告が表示されることがあります。

PHPのバージョンが古い場合に表示される警告

このメッセージは、使用しているPHPがサポート終了または推奨されていないバージョンである場合に表示されます。
そのまま運用を続けると、セキュリティリスクやWordPressの互換性問題が発生する可能性があるため、PHPバージョンの更新を検討する必要があります。
なお、PHPのバージョン変更はWordPress管理画面では行えず、サーバーの管理画面から設定する必要があります。
 

最後に

WordPressサイトを安全かつ快適に運営するためには、PHPのバージョン管理も重要なポイントです。
WordPress本体やプラグインの更新だけでなく、サーバーのPHP環境も定期的に確認することが、安全で安定したサイト運営につながります。

一方で、PHPのバージョンアップを行う際にはいくつか注意点もあります。
例えば、使用しているWordPressテーマやプラグインが新しいPHPバージョンに対応していない場合、画面の表示崩れや機能の不具合が発生する可能性があります。

また、PHPはバージョンアップの際にセキュリティ強化や仕様変更が行われるため、以前のバージョンでは問題なく動作していたコードでも、新しいバージョンではエラーが発生するケースがあります。例えば、古い書き方の関数や非推奨となった構文が使用されている場合、サイト上に警告やエラーが表示されることがあります。これらのエラーがサイト上に表示されると、閲覧しているユーザーに不安感を与えてしまったり、サイトの信頼性を損なってしまう可能性もあります。

さらに、サーバー環境によっては設定変更後にエラーが発生するケースもあるため、事前のバックアップ取得や動作確認を行ったうえで慎重に対応することが重要です。

「自社で管理するのが不安」「サイトの運用を任せたい」という場合は、専門業者へ相談することも一つの方法です。

弊社では、Webサイトの制作から運用・保守までワンストップで対応しています。
WordPressサイトの管理やサーバー環境の最適化についてお困りの際は、お気軽にご相談ください。

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